橋本商工会議所ブログ

秋の原風景

秋のお彼岸を象徴する花といえば、彼岸花です。

彼岸花は各地に様々な呼び方がありますが、代表的な別名で曼珠沙華(まんじゅしゃげ)があります。これは仏教の用語に由来しており、他にも暗いイメージの名前が多くあります。

彼岸花の風景は、田の畦道でよく見かけられますが、これは彼岸花に含まれる毒がモグラやネズミなどの害獣から守ることと、一方で毒を取れば食用にもでき、飢饉などに備えて植えられていたという説もあります。

このように、生活の知恵から植えられていた彼岸花は、秋の収穫前の実った稲穂と畦道一面に咲き誇り、毎年どこでも見ることのできる風景ではありましたが、最近では収穫も早くなったり、稲作をする田も減り、たわわに実った稲穂とあぜ道一面に咲き誇る彼岸花の風景は貴重なものになっています。

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