会頭より新年のご挨拶

年頭所感

橋本商工会議所
会頭 畑野富雄

会頭 平成24年の年頭にあたり、謹んで新春のあいさつを申しあげます。
 昨年は、未曽有の東日本大震災に続き、和歌山県では、台風12号による紀伊半島豪雨災害が発生し、県南部の各地に大きな被害を及ぼしました。
 本年は、まさに「復興元年」ともいうべき年であります。
 国内外の経済環境は、今年も予断を許さない状況にありますが、古来「動いて伸びる年」といわれる「辰年」の一年が、本格的な復興と日本経済の再生に力強く前進する年となることを心から願っています。
 復興需要により回復基調にあるわが国経済も、かつてない水準での円高局面の長期化などの影響で、多くの企業が苦境に立っています。
 わが国の経済が活力を取り戻すためには、大企業中心の輸出産業ばかりでなく、中小企業や地域経済にも力強さが戻らなければ、地域の発展や国の成長の実現は望みえません。
 私は、多くの先人が言うように「ピンチはチャンスに変えられる」という前向きな思考で物事に向き合うことが大切であると考えていますが、そこに行動が伴わなければ、荒波のなかに活路を見出すことはかないません。
 私どもはこの数年間、「元気・信頼・賑わい」をキーワードとして、会員のビジネスチャンスや地域の賑わいにつながる事業を自ら生み出すことを目指して、地域ブランド作りやポータルサイトの運営などを手がけてきました。
 昨年は、県内一の鶏卵の大産地である橋本市のひねどり(親鶏)を活用した「ひねメニュー開発」事業のひとつとして、流通量が限られる「ひね肉」のおいしさを全国のご家庭で手軽にお楽しみいただけるよう、オリジナル商品の開発に取り組みました。
 その成果が、昨年11月に発売した「ひねキングカレー」で、テレビをはじめマスコミでも注目いただく中、品不足といううれしい誤算とともにスタートを切りました。
 また同月から、橋本ブランド商品のお取り寄せに対応するネットショップとして、紀州橋本ご当地スタイル「高野山麓」(http://www.kouyasanroku.com/)をインターネット上にオープンさせて、「ひねキングカレー」や、当地方の希少なごぼうが素材の「はたごんぼあられ」など橋本発のおいしいもの・おもしろいものを、全国の皆様にお届けできる仕組みも構築することができました。
 しかしながら、商品の開発や販売を行うことが私どもの目的ではなく、徐々に形を成しつつあるこれら事業の成果を、会員の方々や地域経済の活性化に還元することこそが会議所の目指すべきところであると考えます。
 もとより、企業が直面する課題に対処するために必要な中小企業施策の実現を国や自治体に強く働き掛け、橋本の企業の力と地位を高めて、地域経済を活性化することにも、商工会議所の全力を挙げて取り組んでまいります。
 また、新しい会員の獲得、より多くの皆さまに橋本商工会館をご利用いただくことなどを通じて、会議所自身の運営課題についても、旧来の慣行にとらわれず改善を図ってまいります。
 これらの実現のため、この一年を商工会議所にとっての「さらなる行動の年」と位置付けて、多様な事業に邁進していきたいと考えております。
 本年も、皆様の一層のご支援とご協力を心からお願い申しあげまして、年頭のあいさつといたします。