会頭より新年のご挨拶

年頭所感

会頭橋本商工会議所 会頭 畑野富雄

 謹んで新年のお慶びを申し上げます。
 会員ならびに関係者の皆様には、旧年中の当商工会議所事業に対する多大のご支援とご協力に、厚く御礼申しあげます。
 昨年は、円高修正に支えられた輸出関連の復調に加え、内需にも少しずつですが好転の兆しが感じられ、景気に幾分の明るさが見え始めました。
 デフレ経済が長期にわたった近年、私たちの意識や行動は萎縮する方向に傾きがちでしたが、今年は「経済がよいほうに動きそうだ」という期待とともに新年を迎えることができたと思います。
 とりわけ、オリンピックの東京開催決定は、わが国にとって明るい話題でした。2020年の開催に向けたインフラ整備、海外からの観光客増加といった経済効果に加え、国内外の消費マインド向上にも大いに期待したいと思います。
 地元では、懸案であった「新紀見トンネル」が平成27年度着工に向けて動き出すことになり、府県間道路である国道371号の整備事業が大きく前進しました。また3月下旬には、市内初となる客室数150室規模のホテルが開業予定で、当地域への観光誘客や企業進出にはずみがつくものと予想されます。
 地域の企業を組織基盤とする商工会議所としては、こうした波に乗った経済のスピード感の高まりへの期待と同時に、「円安・株高」「異次元緩和」の恩恵が地方や中小企業に及んでいないことに懸念を感じております。
 政府や議会に対しては、わが国経済の活力を引き出す3本目の矢である「成長戦略」の実現と、地域経済に大きな役割を担う中小企業に対する一層の目配りをお願いしたいと思います。
 さて、商工会議所では昨年11月に役員・議員の改選を行い、引き続き私が会頭を務めることになりました。むこう3年の任期中、ともに選任された役員や議員、会員の皆様と力をあわせて、組織の先頭に立って邁進していく所存です。
 年明け早々には、役員・議員による委員会をスタートさせ、商工会議所の本分である地域活性化策の立案、地区内中小企業者の意見集約と提言活動など、今後の会議所事業のありように道筋をつけたいと思います。
 さらに、私どもの活動拠点であり財政基盤でもある商工会館の運営を検討する特別委員会を新設したいと考えています。
 竣工から四半世紀を経て、会館の建物設備は本格的な改修が必要な時期を迎えています。また、ハードの改修にとどまらず、昨今のお客様ニーズにお応えできるサービス・ソフト面の強化にも切り込んでいく考えです。
 これらを実現するために、市や県など公的機関との連携、識者やお客様のご意見を取り入れる仕組みなども整えてまいりたいと考えています。
 本年も、商工会議所事業に対する一層のご支援とご協力を、心からお願い申しあげて、年頭のごあいさつといたします。