和歌山県郷土伝統工芸品に指定 

伝統技法 池田清吉建具の組子細工

組子細工と池田秀孝氏 当所議員である池田秀孝氏(池田清吉建具 代表)が製作する「組子細工」は、永年の技術・技法が認められ、去る10月22日付で和歌山県郷土伝統工芸品に指定されました。
 この郷土伝統工芸品は、県下においてこれまで9つの工芸品が知事より指定されており、橋本市からは昭和63年に紀州へら竿が指定されています。
 工芸品の指定基準は、製品の特質や工程が手工業で伝統的な技術・手法で製造されているものとなっています。
 池田清吉建具は、江戸時代に京都から高野山に伝わったとされる伝統技法「組子細工手法」を橋本市東家の池田秀孝氏が継承しています。
 池田氏は、建具製造職の父親清吉氏より建具としての基本を教わり、組子細工の技術に改良を重ね独自に「千切れ (ちぎれ)はめ込め技法」を開発しました。
 この組子細工は、杉・ヒノキなどの高野材を主に、小さく細くカットした組子をひし形や正三角形などに組んで構図を表現するというもので、なかなか手の込んだ精度の高い技術と相当忍耐力の必要な工程であります。
 池田氏は、長年のキャリアを持つが現状に甘えず常に向学心を持ち続けています。
 今では、この組子細工は、建具関係のみならず日用品や雑貨品等のあらゆる用途に活用されつつありますが、これからはデザイン性の考慮等も含めさらなる用途活用など進化が期待されています。
 池田氏は、「永年続いた伝統技術とIT技術を融合して開発した紀州高野組子細工が指定をいただいたことは支援してくれた橋本市当局・橋本商工会議所はじめ関係者のご協力の賜物であり、今後はこの伝統を絶やすことなくこの伝統工芸技術を地域と後世に伝えることが私の一番の仕事である」と抱負を述べられています。