会頭より新年のご挨拶

年頭所感

会頭橋本商工会議所 会頭 畑野富雄

 謹んで新年のお慶びを申し上げます。
 旧年中は、当商工会議所に対し、皆様のご理解と多大のご支援を賜り、まことにありがとうございました。
 ことしの干支「ひつじ」は、家族の安泰や平穏な暮らしを象徴する生き物だそうです。平成27年は健やかで幸多い年。地方や中小企業、家計でも景気回復が実感できる年であってほしいと願っております。
 昨年暮れ、本年10月に予定されていた消費税率10パーセントへの引き上げを、1年半延期する方針が発表されました。あわせて、景気判断による再度の先送りはしないとの考えも示されました。
 すなわち、大企業から個人事業者まですべての経営者が、29年4月からの新税率に「待ったはない」との考えで、生き残りを図ることを求められたわけです。
 増税実施までの期間は28か月。中長期の視点に立った経営改善の結果を出していくには、十分な猶予が与えられた訳ではありません。
 橋本商工会議所では、昨年6月に「経営革新等支援機関」の認定を受け、地域の事業者の皆様の経営課題に応える仕組みをスタートさせました。
 創業や事業計画の作成支援、補助金等の公的支援利用のお手伝い、外部の専門家を活用した販路開拓・マーケティング、新事業展開など支援メニューの充実を図ってまいります。
 これらを、積極的にご利用頂きたいと思います。
 さて、本年和歌山県では、「高野山開創1200年大法会」と「紀の国わかやま国体・大会」の二大イベントが催されます。
 弘法大師が密教道場を開かれて1200年目を迎えた高野山に対する国内外の関心が高まっております。これを当地域の振興に役立てない手はありません。日本各地はもとより、各国からも多くの人が訪れる好機に、橋本市を単なる通過地点にしておくのは、たいへん勿体ないことです。
 往時の橋本は高野山との結びつきも強く、行き交う参詣者で賑わう宿駅であり、山上の生活を支える物流を担う拠点でもありました。
和歌山県を訪ねてくださるお客様を、どのように橋本に呼び込み、もてなしていくかが大切であると考えます。
 また、この地域に対するメディアの注目度も高まるわけですから、隣り合う橋本の特産品や観光のパブリシティに生かす機会ととらえた情報発信の工夫も必要です。
 商工会議所では昨年から、市の観光戦略会議に参画して観光振興プランの提案を行ったり、「前畑ガンバレ」の名実況で知られる日本
女性初の五輪金メダリスト・前畑秀子さんを連続テレビ小説にと、行政や議会の方と一緒にNHKに働きかけたりしてまいりました。
 この他の分野でも「オール橋本」の枠組みで官民の機関が協調しあってことにあたる機会が増してくるものと思われます。
 そうした中で当商工会議所は、様々な業種の会員で構成され、地域の商工業者を代表する総合経済団体であることを背景として存在感を示してまいりたいと思います。
 そのためには、より多くの事業者の方に会員となっていだくことと、事業活動を支える財政基盤の安定を図ることが不可欠でありますので、皆様の一層のご支援とご協力を心からお願い申しあげまして、年頭の挨拶といたします。