会頭より新年のご挨拶

年頭所感

橋本商工会議所会頭 畑野富雄
会頭 平成25年の年頭にあたり、謹んでご挨拶申しあげます。
 旧年中は、当商工会議所に対しまして、皆様のご理解と多大なるご支援を賜り、まことにありがとうございました。
 いま日本経済は、多くの困難な問題を抱えています。10年以上にわたるデフレ経済の下で、収縮する一方の日本経済の将来を悲観する空気がありますが、「ピンチはチャンスに変えられる」が持論の私は、この一年が日本再生へ力強く踏み出す一年であると信じて、商工会議所の運営にあたってまいりたいと考えております。
 我々商工業者が、昨年末に発足した新たな政権にもっとも強く望みたいのは、「景気をよくする」この一点に向かう現実的な政策を、直ちに実行に移していただくことです。
 至極単純な考えかもしれませんが、社会に需要が生み出され、それに応えて企業が活発に動き始めることで、景気の歯車は回るのです。いま、最も確実で、最大の需要である数十兆円の震災復興投資を出発点に、景気の好循環が他の地方や、中小企業にまで波及することが望まれます。
 その上で、TPP交渉参加やエネルギー構造の転換、消費税率引き上げなどの課題解決策と同時に、地域経済の担い手である中小企業の力を引き出し、地方の活力を呼び覚ます成長戦略をお示しいただきたいと思います。
 来年は、高野地域が世界遺産登録されて10周年となります。その翌年には、「わかやま国体」と「高野山開創1200年大法会」という二大行事も控えています。
 この機会をとらえて、和歌山県を訪ねてくださったお客様を、どのように橋本に呼び込み、もてなしていくかが大切であると考えます。
 ここでいう「おもてなし」とは、「二度三度と橋本を訪れたい」「橋本で味わったものを誰かに伝えたい」と感じていただける感動体験を、いかに提供していけるかということです。
 これに活用できる地域資源に事欠くことはありません。この地で暮らす私たちが毎日飽きるほど目にする山や川、小さい頃から食べ慣れた食品も立派な観光資源になり得るのです。
 地域ブランド「ひねメニュー開発」事業の一環として、自ら商品化した「ひねキングカレー」は、ネットショップ「高野山麓」などを通じて、発売後一年間に累計10,000食をお買い上げいただきました。
 また、小規模なイベント会場としての利用も想定して商工会館正面に新設した駐車場で、年末にイルミネーション点灯イベントを開催しました。
 こうしたモノやサービスを、企業・団体が個々に売り出すのではなく、それらを上手に組み合わせることで、橋本地域への誘客力を高めていくことはできないでしょうか。
 たとえば、エコツーリズムやヘルスツーリズムといった、従来型観光とは異なるアプローチで、事業者と地域がともに元気になれるしくみを仕掛けていくことは一考に価すると思います。
 当商工会議所では、こうした分野を含め、地域活性化と商工業者の利益に役立つと考えられる調査研究にも、率先して取り組んでまいります。
 また、会員企業が直面する課題に対処するために必要な中小企業施策の実現を国や自治体に強く働き掛け、橋本の企業の力と地位を高めて、地域経済を活性化することにも、商工会議所の全力を挙げて取り組んでまいります。
 この一年間も、皆様の一層のご支援とご協力を心からお願い申しあげまして、年頭のご挨拶といたします。